愉快な世界の漬物たち
日本だけではなく食卓に漬物が並ぶのは世界中で日常的に見る光景です。
ここでは、世界の個性あふれる様々な漬物をご紹介いたします。
ドイツの人々が肉料理をはじめ色々な料理の付合せとしてよく食べているのが、『ザウアークラウト』です。ザウアークラウトはドイツ語で「すっぱいキャベツ」という意味で、その名の通り酸味の効いたキャベツの漬物です。その酸っぱい理由は、酢を使って作っているからではないようですよ。千切りしたキャベツを塩漬けして作るのですが、漬けている間に乳酸菌(ヨーグルトなどにも入っていますよね)が増えてくことで、酸っぱくなります。
ザウアークラウトは普通火を通して食べますが、それをゆでてから冷やしてサラダにしたり、バターや油で炒めて肉料理の添え物に、またシチューや煮込み料理の材料にと食べ方はいろいろ!
風邪のひきはじめには煮込んだザウアークラウトを食べたり、また乳酸菌がいっぱい入っているので、便秘の薬として生で食べたりします。さらにザウアークラウトはビタミンCが豊富で、漬け汁にもビタミンCや乳酸菌など栄養がたっぷり残っているので、漬け汁も捨てずにスープに入れたり、健康飲料のザウアークラウトジュースとして売られています。
このように『ザウアークラウト』は広くドイツで親しまれている漬物なんです。