

持続的農業の推進
農業機械を開発する「国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構農業機械研究部門」と協議を行い、東海漬物が利益の一部を寄付することで農業機械の開発を支援することで合意しました。
研究の背景・目的
【背景】
- ・越冬ハクサイの頭部結束作業は、労働時間が長く、作業者の足腰への負担が大きい
- ・農業機械技術クラスター事業で、越冬ハクサイ頭部結束機を開発し、モニター販売を開始
【課題】
- ・広く普及させるためには、低コスト化が必要
- ・温室効果ガスの排出削減のために動力源の転換が必要
【目的】
- ・動力源にバッテリーを利用し、幅広い製品と共用(シェアリング)することで、環境負荷の低減と低コスト化を実現
成果の概要
- ・引出し式のバッテリー固定装置により、ポータブル電源を荷台に載せて使用した場合に比べて、バッテリー脱着時の作業者負担を軽減
- ・所内試験の結果、紐繰出モータートルクを132、184、212mN・mとした時の消費電力は、それぞれ、33、37、42Wであることを確認
- ・ほ場試験では、バッテリー1個で6.4a、7.6hのハクサイ頭部結束作業が可能で、その際の消費電力量は586.6Whであることを確認
【次期の予定】
- ・専用リールを用いずにPP紐をそのまま結束機に搭載・使用できるよう、紐繰出し部を改良
- ・ハクサイほ場において、動作確認試験を実施



