「王滝村の空気と土が、このおいしさを作るんです。御嶽山の周りでなければだめ。自分でも作りたいと赤かぶの種を持っていく人がいるんですが、やっぱり味が違ってしまうようですね」
そう話すのは、すんき研究会会員で「ひまわりマーケット すんきの里」代表の五味沢ミチ子さん。平成19年のすんきコンクールで「名人」に認定されている。ひまわりマーケットは平成11年秋に発足し、それまで家庭で親しまれていたすんき漬けを初めて商品化した。毎年秋から冬にかけて、「ずくを出して(精を出すという意味)」すんきを漬けている。すんき漬けは冬季限定の漬け物で、遅くとも12月には漬け込みを終えて、2月くらいまでが食べごろとのこと。